身の安全の確保
まずは周囲を確認。身の安全を確保しましょう。
あわてて行動すると、転倒した家具類、飛び散ったガラスの破片等でケガをする恐れがあります。
小さな揺れの時、又は揺れがおさまった後に、窓や戸を開け、出口を確保しましょう。
避難の判断
正しい情報に基づいた判断を! それがあなたの運命を左右します。
災害が発生したときにはデマが飛び交いがち。噂に惑わされず、テレビ、ラジオ、役場等からの情報に注意し、正しい状況の把握に努めましょう。
役場から避難の指示・勧告等が出たら、それに従いましょう。
役場からの指示・勧告等がなくても、身の周辺に危険が迫っていると判断した場合は、ためらうことなく避難しましょう!
消防署、警察等は救急・救助活動等に追われていることが予想されます。災害状況の問い合わせ等はこれらの活動に支障をきたすのでやめましょう。
地震時に多くの人が電話をかけると、電話がつながりにくい状況になりますので、電話や携帯電話の使用は控えましょう。
避難の行動家を出るとき
避難するときも周囲を確認。思わぬ事故に遭う恐れがあります。
外に出るときも周囲の確認を。ガラスや看板等が落ちてくる可能性があります。
避難する時には、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉めましょう。
我が家の安全を確認後、近所にも声をかけて安否を確認しましょう。
避難の行動火災に遭遇した場合
火災では煙が死亡要因の多くを占めています。冷静な避難行動をとりましょう。
日頃から火災が発生した場合に備えて避難ルートを確認しておきましょう。
火災報知設備の警報を聞いたときは、状況を確認するとともに、速やかな行動を心がけましょう。
煙が部屋や廊下に充満してきた場合は、ハンカチやタオルなどで口・鼻をしっかり覆い、煙を吸わないよう姿勢を低くして避難しましょう。
避難の行動避難方法
避難するときに車を使うと混乱を来す場合があります。
避難する時は原則として徒歩で避難しましょう。車を使うと渋滞を引き起こし、消防・救急活動などに支障を来します。
普段歩いている道も混乱して、歩きにくくなっている恐れがあります。携帯品は歩きやすいよう背負える範囲のものにとどめ、服装は活動しやすいものにしましょう。
最寄の小・中学校などが避難所に指定されています。また、さらに危険性がある場合は広域避難場所に避難する必要がありますので、身の回りの避難所や広域避難場所を日ごろからチェックしておきましょう。
帰宅困難者帰宅の判断
遠距離を無理に帰宅しようとすると、却って二次災害を引き起こす恐れもあります。むやみに移動しないようにしましょう。
通行できる道路が限られ、また駅などには人が押し寄せてパニックが発生する恐れがあり、消防活動などに支障を生じる恐れもあります。
家族の安否が心配な場合は、公衆電話、NTTの災害伝言ダイヤル171、携帯電話の災害伝言板で家族と連絡をとり、安全が確認できたら、無理に避難する必要はありません。
帰宅することだけを考えるのではなく、状況に応じて、自分がいる地域の救援活動に参加することも考えましょう。
帰宅困難者帰宅方法
地震が起きると普段通っている道路も通行困難になります。普段から自分で帰宅ルートを歩くなどして、道路の状況を確認しておきましょう。
徒歩で帰宅する場合に備えて、普段から帰宅ルートを確認しておきましょう。災害時に通行止めになったり、混乱が発生する恐れが高いルートは出来るだけ避けましょう。
夜は特に足下が見えにくく危険です。特に自宅まで遠距離の人は時間帯もよく考えて行動しましょう。
災害時には、情報提供などを行う帰宅困難者支援施設として、学校や公共施設、コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどが指定されるケースが増えてきています。これらの施設も併せて確認しておきましょう。
救出・救護初期消火
強い揺れではまず身の安全を確保してから火を消しましょう。
大きな揺れの時は、一度机の下などに身を伏せ、揺れが収まるのを待ってから火を消しましょう。
火災になった場合は、周りの人に大きな声で助けを求めるとともに、手近にある消火器などで初期消火をしましょう。
もし初期消火ができず天井まで火が広がってしまったら、自分や他の住人の安全を確保するとともに、消防隊や消防団へ助けを求めてください。
消防隊が到着するまで、近所の人たちや自主防災組織の人などと協力して、近隣の住民(特に子供や高齢者などの要援護者)の避難を確認し、バケツリレーなど火災の延焼阻止を試みましょう。
救出・救護救出活動・救護活動
消防による救出活動が困難な場合には、住民たちの協力が必要です。
災害が大きくなると、負傷者が多くなり、また道路が通行困難となっているために消防署などによる救出活動が間に合わない場合があります。軽いケガなどの処置は、みんながお互いに協力し合って応急救護をしましょう。
建物の倒壊や落下物などの下敷きになった人がいたら、意識があるかどうかを確認し、励ましましょう。救出活動には危険が伴う場合があります。できるだけ複数で協力して行いましょう。