研究アーカイブ
- 阪神・淡路大震災
(1995年1月17日(火)に発生)
データアーカイブ[過去の地震発生時の解析データ]
図4-6 神戸地震でのVLF(10kHz)伝搬異常
説明:ターミネータ・タイム(図中のte, tm)が地震の数日前から異常な変化(色が変わっている部分)を示し、一週間後には平常値に戻っている。このターミネータ・タイムの変化は電離層高度の低下にて説明される。
図4-13 福島JJY局(40kHZ)電波を北海道母子里観測所にて受信した結果。神戸地震の際の解析法と異なり、夜間ゆらぎ法を用いている。即ち、夜間平均振幅と夜間ゆらぎ量をプロットしている。我々の研究より、地震に伴う電離層擾乱の際には、夜間平均振幅が降下し、かつ夜間ゆらぎが増加するという結果を得ている。図4-13は2008年の3月1日から9月1日までの半年間のデータである。マグニチュード5.5以上の、しかも浅い(数10㎞)の地震に対しては明瞭な前兆が出ている。
図4-7 国内VLF/LFネットワーク
現在稼働中の観測点は母子里、調布、千葉館山、春日井(名古屋)と高知である。各観測点で受信するVLF/LF局は、(1)JJY局(40kHz)、(2)JJI局(22.2kHz)と外国局NWC局(オーストラリア、19.8kHz)、NPM局(ハワイ、21.4kHz)とNLK(米国、24.8kHz)である。