地震解析ラボとは
「数日前から1ヶ月程度前に地震を予測する」という短期予測の観点から地震の前兆現象に関する研究を行い、それを必要とされる防災・減災・BCPに関わる方々に解析結果を提供する研究機関です。
「地震解析ラボ」の収益金の一部は、以下の目的に使用されます。
●科学的解明の研究。●解析技術の研究開発。●観測点の新設・整備。●観測機器の購入、保守管理。●観測機器・観測プログラムの開発。
人の生命と財産を守る
その願いをこめて
地球という大自然にピンポイントで「地震がいつ、どの辺りで、どのくらいの大きさで起きるか」を予測することは、現時点では大変難しい課題です。
しかし、地震予測ができれば人的損失の著しい軽減だけでなく、防災上からも大変重要であろうと考えます。
「地震解析ラボ」では地震に関する研究。大規模な地震の前兆現象に関する研究を行っています。
電気通信大学:早川正士が創立した「電気通信大学地震電磁気研究ステーション」(現ステーション長:芳原容英教授)では、地震の短期予測の観点から極めて注目されている二つの観測項目:@
ULF電磁放射(地圏から直接放射される極低周波電磁放射):A
電離層擾乱(VLF/LF送信局電波の伝搬異常として検出)の研究。
千葉大学大学院:服部克巳教授@
ULF電磁放射:AGPS衛星電波を利用した電離圏全電子数(TEC)観測の研究。
私達の言う「地震予測」とは、地震の数日から1ヶ月程度前に地震を予測するという地震の短期予測の意味であり、日本をはじめ地震国では社会的要請の強い課題であります。
「地震解析ラボ」では、地震情報で本当に必要とされている「いつ、どの辺りで、どのくらいの大きさの地震が起きるか」の問いに対し、発生予測の期間を数日間に絞り込み、地域も有る程度まで限定できるよう「実用的地震予測」を試みております。
そこで今般、科学的に未解決の部分もありますが、地震予測を必要とされる防災・減災・BCPに関わる方々に解析結果の提供を開始することと致しました。
地震予測研究は国民的関心も高く、また学問的に見ても地球科学に残された最大のフロンティアの一つと言っても良いでしょう。更に付け加えれば、防災、地震予測、地震災害事後処理は等しく重要であり、三位一体としてとらえるべきであると考えております。